「タマゾン川」をご存じでしょうか?東京都と神奈川県の間にある一級河川の多摩川が、このように呼ばれています。現在、多摩川にとてもたくさんの外来種が生息していることから、「多摩川」+「アマゾン」=「タマゾン」と呼ばれているそうです。同じように日本各地で外来種によって生態系が崩れているところがあるそうです。自由研究で外来種の問題について調べてみましょう。
自由研究のテーマを決める
テーマ、タイトル
タマゾン川のなぞに迫る!
自由研究を選んだきっかけ
以前、多摩川でワニのような口をしたアリゲーターガーという、本来日本には生息していないとても大きな外来種の魚が捕獲されたとテレビで観ました。アリゲーターガーは歯が鋭くとても危険で、多摩川に元々生息している魚を食べているそうです。多摩川には他にもたくさんの外来種が生息していることから、アマゾン川にかけてタマゾン川と呼ばれているそうです。外来種が生態系に及ぼす影響を知りたくなり、タマゾン川について詳しく調べてみることにしました。
自由研究にかかる日にち・場所・道具
日にち
1週間
場所
おさかなポスト
調査方法
(1)多摩川の外来種について本やインターネットなどで調べる。
(2)おさかなポストにはたくさんの外来種が集められているそうなので、行ってみることにしました。そこで職員の方に話を聞くことにしました。
※職員の方に話を聞くときは、聞くことを短くまとめて聞きましょう。
※職員の方はお仕事中です。必ず今話を聞けるか確認してからインタビューしましょう。
自由研究のまとめかた
(1)多摩川に生息する外来種
(2)外来種が生態系に及ぼす影響
(3)インタビューのまとめ
(4)参考文献、調査したサイト、インタビューをした人(謝辞)
※実際に行った調査結果の写真などを使ってまとめましょう。
自由研究をしてみてわかったこと
多摩川に生息する外来種のほとんどは、ペットとして飼われていた魚が大きくなりすぎたなどの理由で飼えなくなり多摩川に放流されたものです。本来、外来種は日本の冬を越せる魚は少なく、多くは冬に死んでしまいますが、温暖化などの理由で川の水温は高く、生命力の強い外来種は冬を越してしまうそうです。多摩川は昔に比べると水はきれいになっていて、鮎の生息数も増えてきていますが、その鮎も外来種によって食べられてしまいます。おさかなポストは飼えなくなったペットの魚が放流されないように引き取ってくれる施設だそうです。
自由研究の感想
おさかなポストでは変わった魚を見ることができて楽しかったのですが、こんなにたくさんの魚がおさかなポストに捨てられてしまったんだと思うととても悲しくなりました。わたしもお祭りの金魚すくいで取った金魚を今でも飼っています。金魚すくいをした時は、すくうことが楽しくて、あまり金魚を飼うことについて深く考えていませんでした。自由研究をすることでどんな小さな命でもその命を最後まで面倒みることがとても大切だと感じました。